今回はブレーキパッドとブレーキローターの交換をしました。
今まではアクレのフォーミュラ700を使っていました、これも安くていいパッドだったんですが、前回の走行会で残りが5㎜くらいになったのでそろそろ交換時期かと思い交換することに。
前回は純正のブレーキローターにアクレのブレーキパッドの組み合わせだったんですが、サーキットを何回か走っているうちにレコード盤みたいにガタガタになってきたので、ブレーキローターだけは程度のいい中古品を購入していました。
早く交換したかったんですが、どうせならパッドを交換するタイミングにした方がいいので、パッドがダメになったタイミングでの交換になりました。
ブレーキローター
今回選んだのはディクセルさんのFSタイプです、本当は新品がいいんでしょうが
スリット入りじゃなくても良かったんですが、どうせ交換するなら変えた感があるスリット入りが欲しくて。
制動力もアップするんでこっちの方がいいと思います、スリットなしで良いって言う人もいますが、ヤッパリ見た目もかっこいいですからね。
ブレーキパッド
ブレーキパッドはTM-SQUAREさんのTMサーキットブレーキパッドです。
サーキット別に摩材を変えてあるので一番よく行く本庄サーキットの253にしました。
交換
それでは交換していきましょう。
ブレーキパッドとキャリパー外し
スライドピンのボルト14㎜を緩めてブレーキパッドを外します。
ブレーキパッド交換だけなら下のスライドピンを外してキャリパーを上にずらして交換すればいいんですが、今回はブレーキローターも交換するのでキャリパーも外します。
外したらブレーキホースに負担がかからないように、S字フックか何かで吊っておくといいでしょう。
外したブレーキパッドと新品ブレーキパッド
写真だと古い方もまだ使えそうに見えますが、実際はもっと薄く感じました。
アクレのブレーキパッドは全く面取りしてませんでしたが、TM-SQUAREさんの方はしっかり面取りしてありますね。
ブレーキローター外し
キャリパーブラケット17㎜を外します。
ブレーキローターははまってるだけなのでこの状態になれば外れます。
固い時はプラスチックハンマーか何かで叩くと外れます、ハブボルトやバックプレートを叩かないようにしましょう。
これでも外れない時には、Ⅿ8のボルトを挿す穴が2ヶ所あるのでそこにボルトを入れて回すと外れます。
Ⅿ8ボルトを入れて回してもめちゃくちゃ固かったです、ボルト折れるんじゃないかとおもいました。
かなりの力で回したら『パキン!』って音がしてなんとか外れました。
外した純正のブレーキローター
外したブレーキローターは見てわかりますが、ガタガタで触ったら酷かったです。
裏側は錆びていたんで、これが固着して外れなかったんですね。
ブレーキローター取り付け
取り付けは外したのと逆の手順です。
スリットローターは向きがあるので注意しましょう。
ハブボルトにはめるだけです、助手席側なので説明の絵とは逆になります。
この時ホイールナットで固定するとキャリパーブラケットが取り付けやすいです。
キャリパーブラケットのボルト17㎜の締め付けトルクは85Nmです。
85Nmはかなり力いるのですが、狭くて力入れにくいです。
小さいトルクレンチじゃなくてホイールナット用のトルクレンチで何とか固定できました。
ブレーキパッド取り付け
新しいパッドは厚みがあるので、ピストンを戻さないとパッドに入らないのでピストンを押し戻しておかないといけません。
ピストン戻しがあると楽です、この時ブレーキフルードが溢れないように注意しましょう。
新しいブレーキパッドを取り付けます。
慣れたからかもしれませんがアクレのブレーキパッドよりも取り付けやすかった。
シムグリースをピストンとキャリパーと板バネの当たるところに塗りました。
キャリパーのボルト14㎜は26Nmです。
TMサーキットブレーキパッドは他のブレーキパッドと違って厚みが1㎜増えています、長持ちするだけじゃなく、熱対策にもなっています。
そのため純正の鳴き止めシムを入れるとブレーキ引きずりの原因になったりして危険なので鳴き止めシムは絶対に使わないようにしましょう!
ホイールを取り付け終了
ジャッキアップした状態で回してみて引きずりがないか確認しましょう。
走行距離
16,590㎞
最後に
やり方が分かれば難しくはないですが、ブレーキは重要保安部品なので心配な方はプロにお任せしましょう。
2ヶ月くらい前にスライドピンの清掃をしたばかりなのでスライドピンの動きは良かったですが、運転席側がちょっとシブいような気がしたので、清掃してグリスアップして起きました。
本当はもっと時間かけてキレイに清掃しようと思ったんですが、雨が降ってきたんで急いでやりました、スマニューの天気予報だと「しばらく雨は降りません」って言ってたのに。
あとブレーキフルードも交換予定でしたが、ブレーキフルードは水を吸収してしまうので天気のいい降水確率0%の時にやります。
交換してちょっと走ってみました、街乗りなのでよくわかりませんが、とても扱いやすそうでいい感じです。
早くサーキット行きたい!
それでは!