スイフトスポーツZC33Sにフルバケを導入しました。
純正シートでもいいかと思っていましたが、サーキット走っているとどうしてもホールド感が足りなくてずっとほしかったんです、今までもランエボやスカイラインにフルバケ入れてたのでフルバケの良さは知っていました。
近所のスーパーオートバックスでレカロフェアをやっていたので、レカロの人に色々話を聞いて購入を決めました、イベントだとシートレールが半額になったり工賃が安くなったりしてお得です、自分で取り付けたんで工賃の恩恵はなかったですが。
レカロRS-GS
今回購入したのがRS-GSになります、全部カムイ生地でできてるやつです。
素材にはそこまでこだわりはなかったんですが、一番安いやつは乗り降りしてるとすぐにサイド部分が破れるって言われたので、これにしました。
これでもそのうち破れると思うので、その前にサポートを購入予定です。
レカロシートレール組み立て
オートバックスに電話したら「今日届きます」ってことで取りに行ってきました、本体の箱は処分してもらいました。
開封
どこから手を付けていいかわからないくらいボルト類がたくさん
みんカラやYouTubeで予習していたつもりでしたが、全く何が何だかわかりません。
説明書も分かりにくいし、ボルト類が多すぎてどれを使うのかわからないし。
あとで知ったんですがマイナーチェンジして、ちょっと低くなったので純正同等の高さになるようにアダプターフレーム(上記画像の長方形の形したやつ)が追加になってたりで他の人のと違ったので悩みました。
※アダプターフレームは使いません。
スライドレバー
前後に動かすレバー(上記画像の細いコの字の形したやつ)を取り付けます、レカロの文字が上になるようにして、爪に穴を引っ掛け押し込みます、入りにくい時はプラハンか何かで叩くと入ります。
サイドアダプター取り付け
サイドアダプターはシートセンターを出すためにオフセットタイプの物もありますが、そこまでズレないって言われたので普通の物に。
レールとアダプターの固定は28㎜~30㎜のボルト(いっぱいあるんでどっちでもいいです)を下から入れてスペーサーをサイドアダプターとレールの間に挟みます、シートベルトの固定金具が当たるのでスペーサーは最低1枚は入れないといけません、自分は6㎜のやつを1枚だけ入れました。
ボルトにロックワッシャーを入れてレールの下から出し6㎜のスペーサーを入れサイドアダプターをナットで固定します。
6㎜と7㎜のセットにする人もいるみたいですが、その辺はお好みで、6㎜のスペーサーはちょっと削ってあります、なんでかは知りません。6㎜と7㎜をわかりやすくするため?
サイドアダプターの取り付けは2種類の場所で取り付けることができますが、自分は2番目と4番目を使用しました。
エッジプロテクター取り付け
5点式や6点式のハーネスをつける際にシート下の穴を使います、その時にハーネスにキスがつかないように付属品のプロテクターを取り付けます。
最初はなんだかわからなかったんですが、説明書に書いてありました。
シート組付け
シートレールが完成したらシートを組み付けます、フロント側は長孔で後ろは丸孔を使用します、寝かせる方とか前かがみとかを調整できますが、車両に取り付けてからでも調整できるので、とりあえず平坦で仮組しておいて後で決めてもいいです。
自分は寝かせる方が良かったので後ろは下の穴を使いました。
シート脱着
ZC33Sのシートはトルクスねじで止まっているので専用の工具が必要になります、このためだけにT40のトルクスを購入。近所のスイスポ乗りの方で持ってない方がいらっしゃったらお貸ししますよ。
サイドエアバックがある車は暴発しないようにバッテリーのマイナス端子を外して10分ほど放置しておきます。
純正シート取り外し
シートを後ろにして前側のネジを外し、前に出て後ろを外します、舐めやすいので注意が必要です。
あとからでもいいんですがシートの高さを一番高くしておくとシートベルトのバックルの配線を引き抜くのが楽になります、切ったりしてる人もいますがその必要はありません。
配線を外します、金具に刺さってるのでそこから引き抜いて(フロント側に押し出します)カプラーから外します。
シートを社外に運び出します、傷つけないように何かで養生しておきましょう。
シートベルトのバックル移設
シートベルトのバックルはまた利用するので、取り出したシートからシートベルトのバックルを取り外します。
それをレカロのシートレールに移植します、ボルトやワッシャーなどの順番は説明書に書いてあります。
レカロシートを取り付けます
ヤフオクで購入しておいたエアバックキャンセラーとシートベルトの変換アダプターを付けておきます、配線処理できる人は自分でやってる人も多かったんですが、自分は自信がなかったのでちょっとお高いですが購入しました、これはかなり楽で便利です。
(レカロにもエアバックキャンセラーが付属してますが、エレクトロタップなので使いませんでした、エレクトロタップはあんまり好きじゃないんですよね)
シートベルトの配線をつなぎます
シートを車内に入れます、車内に入れるときも傷にならないように慎重に、元々ついていたトルクスねじは使わないでシートレールに付属していたボルトを使用します。
座ってみて位置が決まったら本締めします。
トルクレンチが使いにくいです、前側はなんとかなりましたが、後ろはプラスチックのカバーみたいなやつを外さないとダメでした。
座ってみて倒れやステアリングとの位置関係で最終的な位置決めをします。
寝かせ気味にしていましたが、ステアリングが遠くなってしまったのと膝がステアリングに当たるので同じ高さの位置にセットしたら、ちょうど良くなりました。
本当は寝かせ気味の方が好きなので、ディープコーンタイプのステアリングを購入したら、調整し直します。
他の人の整備手帳などを見るとドア側に寄ってる人がいたりシートベルトのバックルがコンソールに当たったりしている人もいましたが、自分のはどっちも大丈夫でした、バックルがちょっときついくらいですが問題ないです。
レカロの人もちょっと右に寄るって言ってましたし、他の人も右に寄ってる人が多かったので心配しましたが、ど真ん中と言っていいくらい良い位置になりました、固定差があるのかな?
ECU学習とリアハッチのロック解除
バッテリーのマイナス端子を外したので一応ECUの学習とパワーウインドウとリアハッチのロック解除をします。
・スタートボタンを2回押して1分待ちます
・スタートボタンを1回押してオフにして1分待ちます
・エンジン始動し10分放置
・この間にパワーウインドウとリアハッチの復旧、時計合わせなどを行います。
・パワーウインドウは下げてタンを押したまま2秒、上げて2秒待ちます、そしたら自動で動くようになります。
・リアハッチのロック解除は運転席ドアのロックボタンを押すと解除できます(これは知らなかったんで焦りました)
・エアバックのエラーが出ないことと、シートベルトの警告灯がきちんと点灯消灯することを確認したらオッケーです。
これで終了。
最後に
結局アダプターフレームは使わないのでいらなかったです、ボルト類も数種類しか使いませんでした。
シートレールの組付け自体は30分くらいで終わったんですが、悩んでる時間が2時間くらい。
全体で実際に作業した時間は3時間もかからなかったと思います。
今までは中古のシートレールしか買ったことなかったので、初めて組付けましたが思ったより悩みました。
いろいろなタイプに対応するようにボルト類がたくさん入ってるんですね。
あとよくわからないのも入っていましたが説明書をよく読むとわかりました「何だこれ?」って思った人もいるんじゃないでしょうか?
あと着座センサーは運転席なので外しました、つけたままでも邪魔ではなかったんですが。
インプレ
めちゃくちゃ運転しやすいです。
今までブリッドだったんですがブリッドのイベントで新しいやつに座ったらめちゃくちゃきつくて、長時間は辛いかと思い今回レカロにしました、どちらもとてもいいんですが、個人的にはレカロが身体にピッタリ来ました。
取り付けてしばらく走りましたが、全然疲れないしコーナーでも完全にホールドされるのでステアリング操作に集中できます。
目線もかなり低くなると思いましたが、ちょうどいいです、低い方が遠くを見やすいので視界が広くなったように感じます。
早くサーキット走りたいですね!
あと安い買い物ではないので絶対に座ってみてから購入した方がいいと思います。